臨床カウンセリングはなぜ重要なのか

教会生活を送っている人々の多くは、臨床心理カウンセリングを受けることを敬遠しがちです。
あなたは臨床心理カウンセリングを受けることについて、どう思いますか?
なかには、臨床心理カウンセリングに通っていることがもしも他人に知られたら恥ずかしいという思いから、通院することを躊躇してしまう方々もいます。
しかし、通院する必要があるのならそれをためらうことはありません。 最新テクノロジーに囲まれたスピード社会で生きていくための忙しいライフスタイルや過密スケジュール、一定水準の生活を保つために長時間労働を強いられ、激務をこなすことによるストレス、また実生活で生じるその他の様々な必要に対処するための過剰なストレスが、私達の体だけではなく、心にも大きく影響を及ぼしているからです。
ですから、私達が心のケアを受ける必要性を感じた時に、私達が常日頃医療機関を受診するのと同様に、安心して有資格者のカウンセラーやセラピストを訪ねることは私達にとって必要なことです。  
ところが、教会生活を送っているクリスチャンは、必要を感じているにもかかわらず、一般のカウンセラーやセラピストを訪ねることを躊躇することがしばしばです。 もちろん、あなたの信仰について理解してくれるセラピストに相談できるなら、それは本当に益になります。
しかしながら、なかにはこのことに対して極端な考え方に陥っているクリスチャンもいます。すべての精神病や精神障害は悪霊によるものであるという考えです。 もちろん、私達クリスチャンは通常の考え方として、あらゆる問題の根源は罪と悪魔であると理解しているのですが、人が抱える精神的な苦しみをすべて悪魔のせいにすることはできません。  
有能なセラピストや臨床心理士に相談するよりはむしろ、精神的な問題はすべて牧師が取り扱って解決しなければならないと教えられてきた方もいます。牧師の多くはカウンセラーとして非常に有能ですが、なかには、精神疾患など医学的な専門知識がなければ的確な対応をできないケースも多くあります。
人々が抱えている精神的な問題の中には、専門的な知識を持つ臨床心理カウンセラーの助けを受けなければ、解決するのが難しいケースもあります。 ある人々は、教会の外でカウンセリングを受けるくらいなら、祈って神様の力によって癒やされたほうがずっと良いと主張してきました。
この考え方について執筆した筆者は、神の癒やしの力と御霊の賜物の働きを信じているのです。
しかし、御霊の賜物とは、私達が願う時にいつでも働かせることができる類いのものではなく、聖霊が望まれる時にのみ働く賜物であることを知っておくことが重要です。 ここで、ある問いを投げかけてみたいと思います。
なぜ、ある人々は神様が癒やしてくださるのを待たずに、いつも病院に行くのでしょうか?
人々は超自然的な癒やしを信じているにもかかわらず、癒やされる気配がないと病院に行き、医者の世話になるのです。 簡単に答えるなら、それは先に述べた通りであり、御霊の賜物は聖霊が望まれる時にのみ働くものだからです。 また、さらに言うならば、医者は決して神の敵ではなく、神の働きに協力しているからです。 医者は人間を死から救うために(神の敵の主たる働きは、人間に死をもたらすことです)、また、病気や痛みから解放するために、神に協力して働いているからです。
そして、臨床心理士やカウンセラーにも同じことが言えます。 また、もう一つ重要なこととして、神の超自然的な癒やしを受け取るにあたって、皆が同じ霊的成長段階にいるわけではないということも付け加えておきます。 ある人々は超自然的な癒やしを受け取るまでには充分に霊的に成長しておらず、信仰が育っていないので、成長してそれが可能となるまでは、なんとかして臨床的な助けを受ける必要があるからです。
もちろん、歴史に名を残した優れた心理学者の中には無神論者達がいたことは事実なのですが、だからといって、すべてのセラピストが無神論者であるわけではありません。
(歴史の中には、神を信じるセラピストがたくさんいたこともまた事実なのです) 実際、セラピーにおいて、クライアントの身体的な問題にのみ焦点を合わせていたのでは、治療が困難になるケースが少なくありません。 セラピストは治療にあたる前に、クライアントに対して 総合てきな見方をする必要があります。

それには、クライアントの物事に対する"信じ方"の仕組みを把握することも含まれています。ですから、細事にこだわり大事を逸する前に(臨床心理カウンセリングを受けることを否定する前に)わたしたちはそのような機関でカウンセリングを受けなければならなくなった場合、わたしたちの信仰や人生観をよく理解したセラピストを選ばなければなりません。こうしたことを考慮することで、カウンセリングをより有意義なものにすることができます。

 

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